それぞれの思い・・・
4月の定例会には、初参加の方はいらっしゃいませんでした。
なので、気の知れた、いつものメンバー同士で、ゆっくりとおしゃべりができました。
また、今回は、長崎から3回目の参加となる方が、半年ぶりに参加してくださり、久しぶりに会ったメンバーや、初対面のメンバーと楽しくおしゃべりをされていました。
久しぶりに会っても、九州天国組のメンバーさん達は、皆、温かくて優しい方ばかりなので、昔からの親友のように、お互いが感じて、接しているように思えるのです。
とても和やかな雰囲気の中で、それぞれが、日頃の寂しさや、家庭でのいろいろな問題ごと、将来の不安など、普段は自分の胸に閉まっている、苦しくて辛い思いを吐き出したり、そんなメンバーさんの話を聞いて、共感したり、慰めたり、元気ずけたりしていました。
私達の根底にある思いは、皆、同じなので、どんなことでも自分のことのように受け止め、相手の気持ちを理解し、一緒に涙することができるのです。
また、辛い話ばかりではなく、お酒も入りますから、陽気になって、冗談を言って一緒に笑うこともできるのです。
このように、定例会は、いつも泣いたり、笑ったりなのですが、皆で一緒に、このような時間を過ごすことで、日頃の辛い思いを一瞬でも忘れることができ、皆、少しずつ前に進むことができるのだと思っています。
愛する伴侶との死別からの期間や、家族構成や家族環境、死別に至るまでのストーリーは、皆、それぞれ違います。
今現在、私と何らかの形で繋がってくださっている方々が、仮に100名だったとしても、実は、100通りの物語や、それぞれの思いがあるのです。
当然、前向きのスピードも100通りあるわけで、あの人と私は、同じくらいの時期に死別しているのに、あの人のように私は、まだ前を向けていないから、私はダメなんだ!と感じる必要は全くないのです。
ただ、あの人は、いつも元気に笑ってるから、すっかり立ち直っているんだ!と思い込んでもいけないと思います。
もしかしたら、皆に心配をかけてはいけないからと、無理に笑っているのかもしれないからです。
また、自分は最近、喪失感や、不安感を感じなくなってきたから、もう大丈夫なんだ!と思っても、安心してはいけません。
仕事や家庭でのストレスなどで、また、気持ちが不安定になることもあるからです。
上がったり、下がったり・・・気持ちの波は、誰でもあります。
私はこれまで、いろいろな方と接してきて、その方について、自分勝手に思い込むことで、失敗もしてきました。
まだまだ皆さんのお役に立てることは、できていないのかもしれません。
そもそも、皆さんのお役に立とうと思うこと自体が、おこがましいことなのかもしれません。
私の方こそ、この会の管理人をさせて頂くことで、皆さんと繋がることで、自分が生きる意味を、持たせて頂いてるのだと思っています。
本当に、私にとって、とても有り難いことなのです。
私も毎日、天国の主人に会いたいと思っています。
でも、会えなくて辛いし、寂しいです。
そんな自分の思いと共に、私も自分なりに、自分を癒し、前向きになれる方法を模索してきました。
だから、皆さんも、マイペースで構いませんから、自分なりに、これから先の人生を生きて行く為の方法を、私達と一緒に模索してみませんか~?
きっと、あなたにとって何か良い方法が、見つかると信じています。
4月に撮った写真の一部をご紹介
定例会の様子
二次会の様子
10年経っても、愛する人を、思い出さない日は、ない・・・
この言葉は、死別から10年以上経った、あるメンバーさんの言葉です。
私は、まだ3年なので、何年経ってもずっとこの辛くて寂しい思いは、途切れることなく続く・・・という現実を知らなかったので、とてもショックでした。
でも、それが経験者の言葉なら、そうなんだ・・・と信じるしかありません。
私達は、そんな辛い現実を受け止めて、その思いと共に、これから先を生きて行くという覚悟をするしかないのです。
実際には、そんな覚悟なんて、なかなかできないのかもしれませんが・・・
10年過ぎても、本当に辛い思いが続くのかどうかは、人それぞれかもしれませんが、そうかもしれないと、覚悟を決めることで、冷静に、自分の未来に向かって、前向きに進んで行けるのかもしれません。
皆、それぞれの思いは違っても、根底の悲しみや苦しみは、同じです。
ひとりで耐えられないのであれば、皆で一緒に耐えて行きませんか~?
この記事へのコメントはありません。