怒りと後悔・・・

 

7月の定例会は末日に実施するので、ここでは6月末に行ったランチ会と、7月半ばに行った女子会について記載します。

ランチ会には、以前から連絡を頂いていた女性の方が初参加してくださいました。

その方は、今年の2月にご主人様を突然亡くされたということでした。

数日間の処置のための入院のはずでしたが、その処置を行った日の夜に症状が急変してそのまま亡くなってしまわれたそうです。

ご主人様を担当した医師の、ご主人様が突然死に至った原因や経緯についての説明はあやふやで、とても納得がいくものではなく、医療機関側の対応にも誠意が感じられなかったそうです。

まさか・・・なんで・・・こんな事になってしまったのか・・・

数日で元気に退院するはずだったのに・・・

到底、この現状を受け入れる事はできません。

 

この世では、この様に受け入れることができないことが突然起こってしまします。

それが、たとえその方の運命や寿命であったとしても、私達がこの現実を受け入るまでにはとても長い時間がかかってしまいます。

その方のお話を伺っているうちに、私自身も怒りがこみ上げてきて、心穏やかではいられませんでした。

実際に、私の義母が入院した時、その日の朝は元気にしていたのに午後の処置の後、義母は急に亡くなってしまったのです。

私は、入院中の義母の担当の医師に対して怒りと不信感でいっぱいでした。

義母は、もう少し我慢して入院したら元気になって自分の家に帰ることができると思って辛い治療に耐えて、退院を楽しみにしていたのに・・・

 

ただでさえ、私達は伴侶や愛する人を亡してしまって、その悲しみや、絶望、これから先の人生をどの様にして生きて行けば良いのか・・・不安や寂しさやに押しつぶされそうなのに・・・

その上、どこにぶつけたらよいのかもわからない怒りに襲われて、さらにもがき苦しまなくてはならないのです。

また、別の病院にしておけば、死ぬことはなかったかも・・・とか、あの時・・・ああしていれば・・とか、様々な後悔の念が押し寄せてきます。

後悔するうちに、段々と自分自身に怒りを感じて、自分自身を攻めて、自分自身を追い詰めてしまいます。

怒りと後悔は、負の連鎖です。

普段は精神力が強い方でもこの様になってしまったら、この負の連鎖からは逃れることができずに心身ともに弱ってしまい、やがて病気になってしまう恐れもあります。

 

私達は、先ずこの負の連鎖を何とかして断ち切らなくてはなりません。

もし、この負の連鎖を断ち切ることができたら、きっとあなたの心は軽くなり負の苦しみから解放されるでしょう・・・

とても辛くて難しいかもしれませんが、きっとあなたならできますから・・・

負の連鎖を断ち切る為のヒントは、この会やホームページにあるかもしれません。

 

 

６月と７月に撮った写真の一部をご紹介

 

６月末に行ったランチ会の様子

 

７月に行った女子会の様子

 

 

案心感と連帯感・・・

 

女性メンバーの方々から、普段、ひとりでは行きにくい焼肉に女子だけで行きたいとの要望を受けて、男子メンバーの方々には申し訳なかったですが、男子は男子会もあり、コロナ感染が落ち着いたらまたイベントを再開すると思ったので、今回は女子だけで焼肉を楽しむことにしました。

焼肉のお店のレディースメニュー（コース）は、飲み放題をつけてもリーズナブルです。

ちょうどコロナ感染防止協力の解除もあり、お酒大好き女子の為に飲み放題をつけました。

女性向けのメニューですから、見た目も美しくて、お肉も美味しくて、お野菜もたっぷりありました。

参加者皆、飲んで食べてお腹いっぱいになりました。

今回は女子だけの会ですから、皆、気兼ねすることなく普段誰にも言えない自分の心の内を吐出し、誰かに聞いてもらい、共感してもらい、悩み事を打ち明けて相談に乗ってもらったりしていました。

同性だけの同じ境遇の仲間達ということで、さらに安心感と連帯感を感じていたようでした。

前回ランチ会に初参加してくださった方も連続で今回も参加してくださいました。

心の内の怒りや後悔、悲しみや苦しみを言葉にして吐き出すことで、少しずつ気持ちが楽になっているようでした。

皆で食べて飲んでおしゃべりをする！泣きたい時は泣いて、楽しい時には思いっきり笑う！

こうするだけでも、この時だけでも悲しみや苦しみから自分を解放することができるのです。

 

私は、これまでたくさんの同じ境遇の仲間達にお会いしてきました。

数年間、一緒に楽しい時間を過ごしているうちに、すっかり悲しみや苦しみを乗り越えて、自分らしく自分の人生を生きることができるようになった方はたくさんいらっしゃいます。

また逆に、最近お元気になってこられたな・・・と思っていたのにちょっとした何かがきっかけで、また以前のように悲しみや苦しみに囚われて落ちこんでしまう方もいらっしゃいます。

立ち直りのスピードには、本当に個人差があります。

スピードが早いから良い！とか、遅いから悪い！ということではありません。

もちろん、誰でも気持ちの波はあります。上がったり下がったり・・・

誰でも、どうしてもぬぐい切れない後悔の念はきっとあると思います。

結局、私達は、仲間達に励まされたり、手助けしてもらいながら、何とか自分なりにこの試練を乗り越えるための方法を見つけていかなくてはならないのです。

その方法を見つけることができた方は、上がったり下がったりしながらも、少しずつ確実に一歩一歩前に進むことができているのです。

この前進の為の一歩には、先ずは心の休息・・・安心感と連帯感がとても大切だと私は思っています。