子どもさんがいない場合の深い話・・・
伴侶を亡くされた方々を取り巻く状況や環境は、本当に様々です。
亡くされた原因も様々です。
毎月、数名の初参加の方をお迎えしています。
今回も、3名の女性の方をお迎えしました。
そのうちのおひとりは、子どもさんがいらっしゃらない40代の方でした。
現在、九州天国組の定例会に参加をしてくださっているメンバーの中で、子どもさんがいらっしゃらない方は、男女合わせて6名ほどいらっしゃいます。
メンバー全体の中での割合は、1割程度です。
今回の定例会では、他に数名の子どもさんがいない方が参加されていたので、話が盛り上がり、子どもがいないことでのいろいろな問題、例えば義理の家族との関係や、子どもがいないことで発生する相続の問題ごと、これから先一人で生きて行くことの不安や悩み・・・などなど様々な事情や環境についてお話を伺うことができました。
特に女性に関しては、ご主人様を亡くされてひとりぼっちになってしまった事に漬け込んで、寂しいだろう・・・と近ずいて、あわよくばを狙っている既婚者などの輩による精神的な苦痛を被る事が、実際に多くあるそうです。
愛する伴侶を亡くしてしまっただけでも深く傷ついているのに、縁もゆかりもない顔見知り程度の人や、逆に今まで親切な人と思っていたのに、手の平を返す様な仕打ちをされて、女性たちはさらに深く深く傷付いてしまうのです。
そして、自分は下心のある男性に勘違いをさせるような隙を見せてしまったのではないか・・・と自分を責めて、許せずに、さらに傷つくのです。
中には本当に純粋な気持ちで、何か困ったことがあれば・・・と手を差し伸べてくれる人がいたとしても、既に傷ついてしまった女性たちは、警戒をして心を固く閉ざしてしまうのです。
私には子どもがいて、側にいてくれたので、ひとりぼっちでものすごく寂しいという思いはしなくてすんでいます。
また、下心がある変な輩にも出会うことなく、今まで穏やかに生きてこれました。
でも、もし自分がそのような被害を受けた女性だったら・・・と考えると、いくら能天気な性格とはいえ、私も深く傷つき男性不信に陥ってしまうと思います。
このように男性不信に陥ってしまった女性は、伴侶の死を乗り越えて第二の人生を歩む中で、本当に気持ちを許せる新たなパートナーと出会うまでには、相当な時間がかかってしまうのだと思います。
私は、これまでに繋がってくださった多くのメンバーさん全員に、いつか・・・また幸せになって欲しいと心から願っています。
たとえどんなに時間がかかったとしても、自分の幸せをあきらめないで欲しいと願っています。
私達は、この世の中で一番辛い体験をして、この苦しみを抱えたまま生きて行かなくてはなりません。
どんなに気持ちを許せる新たなパートナーに出会ったとしても、心の底には亡くしてしまった愛する人がいて、決して忘れるはできないと思います。
それでも、この世でひとりぼっちでいるよりは、二番目に愛する人に出会って心穏やかに残りの人生を生きて欲しいと思っています。
人によっては新たなパートナーに出会うことが、その人の幸せな第二の人生ではないのかもしれませんが、そうならば、それに代わる他の幸せを見つけて欲しいと思っています。
この世に残されてしまった私達が、どんな形であれこれから先の人生を幸せに生きていくことを、誰よりも一番に願って見守って、ときには助けてくれるのは、あの世にいる私達の愛する人たちなのですから・・・
10月に撮った写真の一部をご紹介
定例会の様子
二次会の様子
子どもがいたらいたで・・・
今回の初参加の方のお二人は、50代で、子どもさんがいらっしゃる方でした。
メンバーさんのうち、40代の方のお子さんはまだ未成年で、これから中学、高校、大学と進学されたり、遠くの大学に行かれていて仕送りをされたりしています。
母親だけで子どもを育てていくことの不安は並大抵の事ではないと思います。
経済的なこともありますが、特に子どもさんの反抗期の時期は、なおさらです。
父親だけの場合も同様だと思いますが、経済的な不安は少ないのでは・・・と思います。
どちらにしても片親だけで子どもを育てるということは、心配事も多いし、不安もたくさんあって、心細いと思います。
50代のメンバーさんのお子さんは、私も含めて成人していて、社会人になっている方が多いです。
社会人であれば、次の心配事は、子どもの結婚の事です。
すでに結婚していれば良いですが、我が家みたいに結構いい年なのに、相手を見つけることも苦手で、果たして結婚できるかどうかもわからず、将来が心配です。
結婚したらしたで、嫁との相性が悪く、気まずい思いをしていたり・・・
たとえ、自分の子どもであっても、子どもの人生は子どものもので、親はただ見守るだけしかできません。
口を出しても反発されるだけの寂しい結果になってしまったり・・・
こんなときに、相談したり、愚痴を聞いてくれる伴侶がいたら・・・
と、さらに辛いことを思い出して涙したり・・・
私だけではなく、きっと皆さんも同じ思いをされていると思います。
ですが、たとえどんな子どもであっても、どんなに心配事があっても、親である私達は子どもの存在に助けられているとも思います。
確かに、人生は人それぞれで、全く他人と同じ人生を生きるということはないのです。
愛する伴侶を亡くしてしまったという人生以外は・・・
子どもがいてもいなくても、辛いことは辛いし、楽しいことは楽しいし、嬉しいことは嬉しいのです。
ただ、同じ境遇であっても、感情の起伏は、皆違います。
なので、そのことだけを忘れずに、お互いに励まし合ったり、愚痴を言ったり、聞いたり、ときには一緒に泣いたり、笑ったりして、これからの時間を一緒に過ごすことが、私達には必要なのだと思います。
ひとりぼっちでいるそこのあなた・・・
このままで、大丈夫ですか~?
これからあなたが心穏やかに生きて行く為のきっかけをみつけてみませんか~?
決して怪しい会ではありませんから・・・
この会は、皆の笑顔であふれていますよ。
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