心の痛みと魂の輝き・・・
私達は、愛する人を亡くしてしまいました。
なぜ、このようなことになってしまったのか・・・?
そんなことを考えてみても、「それがあなたの運命なのだから・・・」と言われるだけですが・・・
この世に生まれてきた私達にとって、この世でクリアしないといけない課題を「愛する人との死別。」と決めてきたのだと思いますが、実際に経験してみるとその課題は余りにも過酷で辛いものです。
その苦しみは、経験した者でなければ、決してわかりません。
まだ経験していない人がたとえ想像してみたとしても、実際の苦しみは、想像を絶するするものだと思います。
最近、伴侶が死の宣告を受けてもうすぐお別れ・・・という方や、まだ20代で恋人を亡くしてしまい、これから自分はどうなるのだろうか?といったメールでのお問い合わせがありました。
年齢や、既婚、未婚に関わらず、やはり愛する人との死別は本当に辛いものです。
まだ愛する人が生きているのなら、お別れまでの時間をお互いに後悔することなく、大切に過ごして欲しいと私は思っています。
ですが、今はコロナの影響もあり、病院などでは一緒に過ごす時間がわずかに限られています。
それでも何かできることを考えて、あの時こうしておけば良かった・・・と決して後悔しないようにして欲しいと思います。
もし私だったら、これまでの感謝の気持ちと愛をたくさん込めたラブレターを書いたと思います。
実際は、主人は突然亡くなってしまったので私は自分の気持ちを直接伝えることができませんでしたから・・・
若くして恋人を亡くしてしまったら・・・その恋人と結婚して幸せになったであろう自分の未来がなくなってしまったのだから、やはり絶望してしまいますよね・・・
若くして、こんな経験をしてしまって本当に辛いと思います。
ですが、あなたはまだ若い!あなたの人生はまだこれからなのです。
あなたにとって、若いうちのこの様な過酷な経験には実は意味があって、あなたがこの絶望的な辛い試練を乗り越えることができたら・・・その時にあなたとこれからの人生を共に生きてくれる、あなたの本当の運命の相手に出会うことができる・・・と私は思っています。
愛する人を亡くしてしまった私達は、どうしようもない絶望感、悲しみや苦しみ、孤独感を体験することによって、心の痛み(魂の痛み)を知ることができました。
心の痛みを知ることによって、私達は自分と同じ様に苦しんでいる人や、自分よりももっと過酷な人生を歩んでいる人の痛みを、心から理解することができて、どんな人にでも優しい気持ちで接することができるようになるのです。
また、自分の人生を諦めずに一生懸命に試練に立ち向かうことで、あなたの魂は成長して美しく輝くのだと思っています。
もしあなたがこの様に魂が輝いている人に出会ったら、きっとその人の魂の輝きに気が付くと思います。
そしてその時、あなたの魂も輝いていたら、お互いの魂同士が惹かれ合いその瞬間から・・・あなたの新たな人生が始まるのだと思っています。
神様は、私達に「乗り越えられる試練・・・」しか与えません。
乗り越えられない試練は決してないのです。
また、この世は辛い魂の修行の場ではあるけれど、自分の人生を一生懸命に生きようとする人が心から願えば、その願いが叶う世界でもあるのです。
私達は自ら望んだわけではありませんが、結果として心の痛みを知ることができました。
心の痛みを知ることが私達の運命ならば、甘んじて受け入れるしかありません。
受け入れたならば、あとは、自分の魂を輝かせるだけですね!
魂を輝かせて魅力的なあなたになることができたら、あなたのどんな願いもきっと叶うと信じています。
5月に撮った写真の一部をご紹介
定例会の様子
自分の気持ち・・・
今回の定例会では、NHKの放送がきっかけで繋がることができた男性がお二人初参加してくださいました。
お一人の方は、つい最近奥様を急な病で突然亡くされて、家の中のどこに何があるかもわからない状態で、突然一人での生活を強いられるようになって、毎日寂しく過ごされている様でした。
これが現実なのだろうけど、まだ信じられない気持ちもあり、お話を伺っていても、どこか気持ちがここにあらずといった感じで、時々見せる不安そうな表情が印象的でした。
お仕事をリタイヤされたあと、奥様と旅行などをされたりしてゆっくりと楽しく過ごそうとしていた矢先に突然亡くなってしまった様でした。
人生、いつ何が起こるか・・・本当にわかりません。
奥様を失ってみて、こんなに愛していたのか・・・と自分の気持ちに気が付いたとおしゃっていました。
病気であれ、事故であれ、ある日突然愛する人を亡くしてしまうことは、本当に受け入れがたい、信じられないことです。
私もそうでしたが、自分の身に起こったことがテレビドラマのワンシーンのように思えて、しばらくの間気持ちがフワフワと中に浮いたような感じで、泣けませんでした。
現実を受け入れられないから、他人事のように思えて泣くこともできなかったのかもしれません。
ようやくこれは現実なんだ・・・もう会えない、帰ってこないと受け入れたら…激しい悲しみに襲われ、やっと大泣きできたのでした。
愛する人を亡くした瞬間から、自分の心が自分のものでないように激しく動揺して、自分でコントロールができなくなります。
この悲しみや苦しみから、どうにかして逃れたくても逃れることは決してできません。
そんな時は、無理しないで心のままに過ごしてください。
泣けるならたくさん泣いて、怒りがこみ上げてきたら、怒鳴ってわめいて、暴れてください。
自分の気持ちを抑えて、泣くのを我慢しないでください。
何とかして自分の気持ちを発散させてくださいね。
そうすることで、段々と自分の気持ちにうまく付き合えるようになります。
そして、時間の経過と共に、現実を受け入れることができ、あきらめの気持ちになります。
毎日の生活を淡々と過ごし、寝て、起きて、ご飯を食べて、仕事して・・・毎日小さな楽しみをひとつ見つけて、楽しい時はたくさん笑って、悲しいことをその時間だけでも忘れられるくらい何か夢中になれることを見つけてください。
あきらめの気持ちになったら、あとは、これからのあなたの人生をまた一歩一歩進んでいく覚悟を決めて、幸せなあなたの第二の人生を目指して生きて行ってください!
あなたなら、きっとこの試練を乗り越えて行けると、私は信じています!
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