愛を学ぶ為に・・・
朝晩は、まだ少し寒いですが、日中は暖かくなってきました。
桜の花もそろそろ開花する季節ですね。
皆さんはこの時期、いかがお過ごしでしょうか?
卒業して入学、進学、入社・・・この春はある意味、その年のスタートの季節ですね。
お子さんをお持ちの方は、忙しい時期かもしれません。
日差しも春らしくなり、暖かい日が続いてくると、気分も明るくなり今度のゴールデンウイークはどの様に過そうか・・・?
などと考えたら、楽しくなってきますね。
それが一般の方々だと思いますが・・・私達にとっては、お正月やゴールデンウイークは、ひとりで過ごす寂しいイベントなのかもしれません。
例え自分の他に家族がいたとしても、やっぱり心の中では寂しく感じてしまいますね。
どんなに時間が経過しても、何かの時に、寂しくなってしまうのは仕方がないことですが、これから先の人生でも、この気持ちはずっと続いていくのです。
どんなに寂しくても、私達はその寂しさに耐えて、その寂しさに慣れていかなければなりません。
慣れて行く為には・・・
生きていれば、色々な方と出会うこともできます。
自分から積極的に出会いの機会を見つけて行くのも良いでしょう。
男女を問わず、自分と同じ境遇の友達を見つけて、一緒に寂しさを分かち合い、一緒に楽しい時間を過ごして行くのも良いと思いますよ・・・。
私達、人は遥か昔から輪廻転生を繰り返しています。
自分の魂の成長の為に繰り返しこの世に生まれ、生きて死んでいきます。
魂の向上心にはきりがなく、どんなに今世で魂が成長したとしてもあの世に戻ったときには、まだまだ足りない!と感じてまたこの世に生まれてくるのです。
人生100年時代を迎えたとしても、この世での時間の経過はとても早くて、十分に満足できるような人生を手に入れることはとても難しいと思っています。
私は昨年還暦を迎え、あっという間にこの歳になってしまった!と思いました。
特に主人を亡くしてからの時間の経過が早く感じるのは、その期間無我夢中で悲しみや寂しさに耐えながら、自分にできることを考え、行動に移してきたからなのかもしれません。
そして最近、主人との人生においては自分は自己中心的で、わがままばかり言って、主人にとっては良い伴侶ではなかったのかも・・・?と思うようになってきました。
時間の経過と共にゆっくりと過去を振り返り、自分のこれまでの人生を見つめることができるようになったからなのかもしれません。
何でもやってもらって当たり前、愛してもらって当たり前・・・そんな過去の自分の傲慢さに気が付いたのです。
60年が経ってようやく気が付いたのです。
愛の形はいろいろとあるけれど、自分にとって愛とは何か?
どんな形の愛なら満足するのか・・・
愛していたつもりでも、自分は主人の為に本当に心から尽くしていたのか?
そんな事を考えていたら、まだまだ愛について学ばなくてはならないことがたくさんあるように思えました。
愛とは・・・?
これは全ての人にとって、今世だけではなく、過去世や来世においても永遠の魂の学びのテーマなのかもしれません。
きっと私の来世では、今世では学べなかった別の形の愛を学び、愛して守ってくれた主人へ恩返しを果たさなければならないのかもしれません。
あなたにとって、今世での愛とはなんですか・・・?
いつか・・・ゆっくり考えてみてくださいね。
3月に撮った写真の一部をご紹介
定例会の様子
定例会の様子
もうひとつの愛について・・・
私達は、愛する伴侶を亡くしたことで、今、愛について学んでいます。
愛することの喜びや、愛されることの喜びを知り、別れの悲しみも知りました。
これから愛する人がいない世界で生きて行かねばならない現実を受け入れて、残された家族をひとりで守り、養っていかなければなりません。
この現実は全て、愛する伴侶の死が引き起こした現実なのです。
私達は、この辛い現実の中で、母親と父親の両方の役目をひとりで果たしながら、いままでやったことがなかった家事をこなしたり、男性に交じってフルタイムでバリバリ働いたりしなくてはなりません。
もうひとつの愛とは・・・残された家族・・・娘や息子に対する愛のことです。
あなたが男性ならば、まだまだ幼い子ども達のお世話をしたり、毎朝高校生の娘の為にお弁当を作ったりされているかもしれません。
あなたが女性ならば、反抗期の息子のトラブルに頭を抱えているかもしれません。
血の繋がったあなたの実の子どもであっても、相性が悪い、気が合わない娘や息子であることもあるでしょう?毎日、本当に大変な思いをされているかもしれません。
ですが・・・きっと子ども達も、母親や父親が亡くなってしまったことでショックを受け、心が傷ついていると思います。
場合によっては、親を亡くしてしまったことがきっかけとなり、引きこもったり、登校拒否になってしまっているかもしれません。
私達と同じ様に子ども達も悲しくて辛い思いをしているのです。
なので、私達はどんなに自分が辛くても、子ども達のその気持ちを感じ取り、受け入れ、理解していかなければなりません。
そんな・・・子ども達への親としての愛も、私達は学んでいかなければなりません。
子どもさんがいなくても、残された義父母や、実の父母への愛を学ばなくてはならないのかもしれません。
この世では・・・きっとあの世でも私達は、愛がなければ生きてはいけないのだと思います。
そのことを知るために・・・愛を学ぶために、私達は愛する伴侶と死別して、残された家族と共に生きて行くのだと思います。
私達と一緒に愛について学んで行きませんか?
ひとりでは気がつかなかったいろいろな愛について学ぶことができるかもしれませんから・・・
お問い合わせをお待ちしています。
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